120分でなんとか味しみ冷や汁!
異常な暑さが通常になりつつある今(地球よごめんね)、91歳にして早朝ウォーキングを欠かさぬも咀嚼力の衰えは否めぬ義父と、汗だくになりながら家事をこなしてくださっている妻に、もりもり食べられる昼食をと閃いたのが、冷や汁でした。(豚こまも、別茹でして冷やせば、油も落とせるんじゃないかな?)(きゅうりはないけど、裏庭の茗荷がそろそろ生えているはず)(そばのつけ汁にしたら面白いな)なとど、数秒間の一人脳内ディベートをかました結果、もちろんいつもの「迷ったらGO!」精神で実行決定。
ただ問題は、あと2時間しかないこと。基本的なレシピでは、火を入れないで作るようですが、ワシはどうしてもごま油で炒めた茄子や、茹で冷まして味の染みた玉ねぎ(または根菜)を使いたいのです。(前の晩に仕込めばゆっくり味を染み込ませられるけど1時間くらいの冷却時間で行けるのだろうか・・・。)ええい、ままよ!
<ミッションは「豚と小松菜を使ったさっぱりランチ」>

豚と小松菜は妻の指令でしたが、ワシはごま油で軽く炒めた後、煮浸しにしてから冷やしたナスが大っっっ好きなので、一度炊いた汁を冷やすという面倒な手法を選択。冷やした豚も固くなることが予想されるので、塩麹を塗り込んでから15分ほど置いてみました。あ、量はいつものように感覚と味見でご自由に…ですはい(すみませんね)。
<そばと一緒にかき込むイメージなので、全て小さめにカット>
前に紹介したサラダうどんのように盛り付けるのであれば、麺の上にトッピングする具材にも存在感がほしいところですが、今回はそばと一緒にかき込んで、口の中でガシガシと味わう「具沢山つけだれ」をイメージしていたので、こんな感じにカットしました。
画像を撮り忘れたのですが、豚肉は濃いめのだし汁で茹でることで下味をつけました。そして、この茹で汁は、アクや油をとるためにキッチンペーパー(リードペーパータオル)で濾して使いました。いい味出ましたよ。


<炒め煮=濃いめのダシづくり>
1
鍋にごま油(多め)を入れ、火をつける前にナスをいれます。油が熱くなってからだと、最初に触れたナスが一気に油を吸ってしまうので、全体に行き渡らないからです。冷たいうちにナス全体を油でコーティングするので、水に晒してアク抜きをしたナスが少し濡れていても油が激しく跳ねることもありません!
2
ナスが軽く炒まったら、だし汁(お湯または水を入れてから出汁の元投入でOK)を入れ、煮立ってきたら玉ねぎ、舞茸、小松菜、茗荷を入れて火を通します。ただし、今回は冷やす時間があまりないので、後で氷を入れることを考えて、少なめ・濃いめで作っておきます。味見をして、肉を茹でるときに入れた出汁のもとでは足りないと感じたら、追加します(もしかしたら、この日も気まぐれに鰹だしや昆布だしを足していたかも?)
3
茗荷は、思ったよりたくさん採れたので、最後に全部では辛くなりすぎると思い、半分ほどは残しておいて他の具材と一緒に煮ました。
<味を決めるのは、胡麻・みそ・梅干し>


火を止めたら、すりごまと味噌を入れて大体の味を決めたら、氷を入れて粗熱をとります。冷めたら、叩いた梅と残りの茗荷を入れて、冷蔵庫で冷却。

<具材を冷やして仕上げる>
鍋底を触れる程度に冷ましたら、冷蔵庫に投入。この日はあと30分くらいしかなかったので、冷凍庫に入れました(妻には内緒)。

<盛り付ける>
そばを茹でて、キンキンに冷やせば、完成!

各自が、冷や汁と蕎麦を鍋から何度もとって食べるスタイルにしました。食べる量もまちまちだし、自分のお椀でキムチなどを加えて味変することもできるからです。ワシは健康診断前に内臓脂肪を落とさねばならないので、叩いた納豆を加えました。これも美味かったですよ!
麺は、蕎麦やそうめんでもいけます。
ぜひ、お試しを!

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