今日の命題は「白菜と豚か鶏で何か」
夏休みですので、毎日昼食は作ります。しかし、相変わらず食材調達=食材管理は妻の役目(ワシだと「値段を考えないから」と買い物をさせてもらえないのです。意向を聞いて下さることはありますが、もちろん決定権はありません😅)ですので、毎日「今日は何使えばいいの?」から献立思案が始まるのです。
今回は、『白菜でなんか作って。タンパク質は豚か鶏。』とのご指示でした。我が家の場合、豚とは脂身の少ない豚こま肉、鶏とは胸肉であることがほとんどです。さて、この食材だと鍋やクリームシチューが真っ先に浮かぶワシですが、流石にこの暑さでは不向きです。(さっぱりいきたいよね…)→(酸味効かせる?)→(ポン酢?)と思考が流れた結果思いついたのが「白菜と豚肉のミルフィーユ」でした。

本当は豚バラがいいのでしょうが、奥様が脂身嫌いなのでいつもこれ。塩昆布は、(出汁系の旨みをプラスしたいな)と考えた時に閃きました。ポン酢で食べる予定なので塩胡椒だけでもいいんですけどね。
<材料をカットする>


鍋の底に立てかけるように白菜を敷き詰め、隙間に肉を押し込むような方法もありますが、(冷やしてもいいかな?)なんて考えていたので、今回は浅く広い容器に敷き詰めながら層にしていくことにしました。暑さ3〜4センチのミートローフっぽいスタイルです。そこで、野菜(気まぐれでニンジンも入れてみました)は一口サイズにカットしました。
<敷き詰める>

容器として選んだのは、揚げ物用の油きりパットから網を外したものです。ただし、電子レンジ加熱を考えていたので、金属の容器はアウト。そこで、(パットはあくまでも型として使い、ラップでガッチリ板状に包めば、それだけをレンジに入れられるんじゃね?)と考えました。大き目のラップを2枚。中央は5センチほど重ねてあります。

最下層はやはり、白菜の白い部分。理由は、土台としてしっかり支えて欲しかったことと、水や出汁が出てきた時に味が染み込んで欲しかったからです。薄いものは2枚ほど重ねてある部分もあります。パット全体に隙間なく敷き詰めました。

人参1本分の半分を手に取ってみたら、(敷き詰められそうもないな)と思ったので、こんな感じになりました。塩昆布は、この段階でこの程度散らしてみました。

肉半分を敷き詰めたらこんな感じになりました。量と広さがバッチリだったのには、我ながら感動しました。ここでは、塩昆布でなく塩コショウを振りました。(マヨネーズやすりおろし系ドレッシング、酒やみりんで溶いた味噌なんかもありかもしれないな)
以上の3層を2回重ねました。最上層は豚肉にするつもりでしたが、白菜の葉の方が少し余ったので、最後にうっすらと覆って完成です。

外にはみ出させていたラップを、縦横に覆い被せてから、空気を追い出すようにギュウギュウ押し固めました。かたまり具合はいい感じだったのですが、中央部分に少し隙間があるようだったので、ラップで縦にもう1周巻きました。

パットから外してひっくり返した状態。力が1箇所に集中してかからないように気をつければ、持ち上げても板の状態をキープしてくれており、汁漏れにも耐えられそうな様子です。行けるかも!
<レンジにかける=蒸し煮>

汁漏れ対策として、クッキングシートを敷いてみました。(大丈夫かなぁ?ドキドキ)

800ワットで5分、わき目もふらずに観察しながら加熱しました。しかし、5分だけではまだ十分に蒸しあがっていない様子だったので、さらに5分。6分くらいで、水蒸気パンパンになり、下の方に溜まった汁がグツグツしているのが分かったので、7分ちょっとで終了と判断しました。汁漏れはほとんどありません!
<冷やす=寝かせる>

クッキングペーパーの両端を持ってまな板の上に移動し、型にしていたパットを被せて「えい!」とひっくり返したのが、これ。最下層まで火がとおっている様子です。

触れる程度に冷めたところで、ラップを剥がしたのがこれ。一回り小さく引き締まっており、予想以上にしっかり固まっていました。
この状態でさらに冷まして、常温まで冷えたら冷蔵庫に…と考えていたのですが、時間がなかったので、あら熱が取れたくらいのところで完成としました。

ピザ用カッターで小皿に取りやすい大きさに切り分けました。うまそー!
味見をしてみると、昆布の出汁もしっかり出ていて美味しかったです。ランチは、これと一緒にざる蕎麦を食べました。妻や義父は薄味を好むので、「このままでも十分うまい」と言ってくれました。ワシは、追塩昆布をして食べました。硬さも箸で持ち上げてかぶりつけるほどしっかりしていました。
思いつきで初チャレンジしたレシピではありましたが、上出来でした!アレンジとしては、にんにくや生姜を効かせたり、コンソメやバジルで洋風にしたりと、色々楽しめそうです。

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